2010年4月6日火曜日

乳癌と妊娠

今日ネットで面白い(興味深い)記事を見つけました。

「妊娠が乳癌生存者を守る」というもの。
なんでも....乳癌を経験した後に妊娠した女性では生存オッズが高まる可能性が、新しい研究によって示唆され、乳癌と妊娠について検討した他の2件の研究とともに、スペイン、バルセロナで開かれた欧州乳癌学会で報告されたそうです。

研究の結果、乳癌の診断後に妊娠した女性の死亡リスクは、妊娠しなかった乳癌患者に比べて42%低かったそうで、ホルモンが原因であると推測されるそうです。エストロゲンは乳癌腫瘍を刺激するが、一定レベルを超えるとその疾患から保護することができるとか? また、母親は妊娠中に、保護作用を有する抗体を産生するらしいです....。


さて...
この記事を読んで、まず乳癌経験後に妊娠...と言う人がどれくらいいるのか?ということを思い浮かべました。
若年者乳癌と言うことでしょうか?
なんとなく、乳癌の治療後は妊娠を勧めないのかと思っていました....

はたしてヨーロッパの研究なので人種が違えば、なんとやら...なのでしょうか? どこまで信用できるのでしょうか?


海外の色々な学会のレポート見ていると、『えっ!?』と思うもの、『へぇ〜』と思うもの色々あって勉強になります。
ただ、すべてが日本で受け入れられるかは別物ですけど。

2 件のコメント:

  1. 私も読みました(ケアネットですか?)。
    なかなか興味深いニュースでしたが、バイアスがかかっているのではないでしょうか?例えば早期の人は再発リスクが低いので妊娠により積極的でしょうし、進行した人は再発を恐れて妊娠は避けるでしょうし…。このような患者背景に差がなかったかどうかが書いていないのでそのまま鵜呑みにはできないですよね。

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  2. hidechin先生

    そうです。ケアネットのニュースで読みました。
    先生の言われるように背景がはっきりしなかったので、オリジナルの記事やレポートを探してみたのですが、うまくhit出来ず、読めませんでした。
    そのうち学会のサイトなど(あれば)アップされることがあるでしょうか?

    興味深いけれど、やはり、このまま素直に信じるにはちょっと...と言う感じですね。

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