2010年7月19日月曜日

MMG読影講習会終了

無事全日程を終了しました。

本当に内容の濃い、充実した講習会でした。JABTSの講習会のよう...
講師の先生方も本当にわかり易く、丁寧に教えてくださいました。

自分の持っている本を書いた先生もいらっしゃり、なんとなく(勝手に)親近感を持ってみたり。



さて、講習の後半は読影試験もありまして....100題です。乳房は左右あるので、結果的には200題。MLOだけのものと、CCもあるものと..
ふだんフイルムを見慣れていない私たちにとって、なかなかキツい作業ではあります。
集中力も途切れそうになります。
JABTSは自分のパソコンで自分のペースで出来るのですが、フイルムが並べてあり、その前を受講生が移動するわけです。空いているところを捜して行なうので、読み抜かしがあったりしてなかなか大変な試験です。

これを放射線技師さんや医師は受けているんだなぁ....


結果は感度88.4% 特異度82.8% C感度81.4%  B-1の評価をいただきました。

Aにはほど遠いですが、まずまずの出来で、自分としてはよく出来たのではないかな?と思っています。

特異度が低いですね。 答え合わせの結果、FADを拾い過ぎでした。
正常乳腺とそうでないもの...まだまだ修行が足りませんねぇ....


今回のこの講習会は講師の先生方も丁寧にわかり易く説明してくださって、本当に受けて良かったと思います。

MMGを見て検査をする以上、やはりキチンと所見を読めるようになりたいと思います。
ただ、漠然と超音波検査をするのではなく、MMGのどこを見て、どんなことを疑っているのかを理解した上で検査に望むのは、改めて大事なことだと感じました。

超音波検査をするのだけど、超音波の勉強だけするのではなく、MMG、MRI、病理、細胞診などなど....いろいろ勉強するのは良いと思います。
そうすると、明日から超音波の見え方が変わってくるかもしれません。

4 件のコメント:

  1. すごく立派な数字だと思いますよ!
    これだけできれば十分です。勉強した甲斐がありましたね。これからの診療にもきっと役立つはずです。
    2日間、お疲れさまでした。

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  2. hidechin先生

    ありがとうございます。
    本当に今回講習会を受けて良かったと思います。
    腫瘤、FADの評価がまだまだですが、今までよくわからなかった石灰化と構築の乱れが何となく分かった様な気がしています。
    こらからはMMGを見るときも今までと少し違った見方が出来ると思います。

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  3. 初めて書き込みさせていただいています。
    私も普段超音波検査をしているのですが。MMGの読影はしていません。読影されたレポート用紙を見ているくらいです。
    いつかこの講習会受けてみたいという気持ちになりました。
    この成績でもB-1なんですね!A評価を取るにはどのくらいの特異度、感度、C感度が必要だったのですか??
    (どくらい、技師にAとしての評価を求めているのかきになり・・・)
    気になり、書き込みさせてもらいました。

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  4. 匿名さん

    コメントありがとうございます。
    おそらくこの読影試験の評価の基準は医師、放射線技師と同じ評価と思います。
    超音波技師だからこのくらい読めてAではないと思います。
    ちなみに...
    A 感度90%かつ特異度92%以上
     (AS 加えてカテゴリー感度85%以上)
    B-1 感度・特異度共に80%以上
    B-2 感度80%以上で、感度+特異度=170%以上
    C 感度・特異度ともに70%以上
    D 上記に達しない

    でした。

    放射線技師さんはこれに実技も入るようですから、大変ですね。

    この講習会は本当によかったです。匿名さんも受講してみて下さい。年に2回開催されているようです。
    私もできれば、また受講したいです。

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