2010年11月21日日曜日

第20回 日本乳癌検診学会 終了

昨日、博多から帰ってきました。


本当に大きな学会でした。JABTSには参加していましたが、乳癌検診学会は初めて参加したのでちょっとびっくりしました。
でも、色んな職種の方がいて、ふだん聞くことが無いような話しとか聞くことが出来て良かったと思います。

検診学会ですから、やはり検診の精度の話しや、どうやって受診率を上げて行くかなどの話しもされていました。

超音波関連としては...ハンズオンをやっていましたが、予約制だったので会場に近寄らなかったのですが、どうやら、見学は出来たようで...見学すればよかった〜と思いました。
座学は予約ではなかったみたいで、こちらも残念。

MMGの Film readingとエコーのImage Interpretationをやっていました。
初日は人数制限がかかっていたのですが、2日目にやってみました。
MMGは石灰化の表が頭に入っていなくて、カテゴリーがよくわからなかったのですが、まぁまぁの結果だったと思います。
が....
エコーは悲惨な結果でした。ショックが大きくて立ち直れません。
ムムム...


スクリーニングは良かったのですが、動画のカテゴリー感度が....
う〜ん 私はどうやらカテゴリーを高めに読んでいるようです。
4のところを全部5で取っていました。
あの、動画はハローがあるよう見えたんだけどなぁ...でも、気をつけようと思いました。

解説は途中からしか聞くことができなかったので、半分分からないのですが、結構マニアックな問題でしたね。
検診センターに勤める私としては、癌と紛らわしい画像で診断名のついている良性のものは、本当に勉強になります。
私たちは、画像的に怪しければ(FNACがclass1~2でも)紹介となりますが、良性のものは...『良性』としかコメントが書いてない事がほとんどで、帰ってこないこともしばしば...
すると私たちはやはり、自分たちが出した結果を修正することができないので、同じ間違いを繰り返すことになります。
今回のテストは変わった症例をみることが出来たと言う意味で、とても勉強になったと思います。
でも、ちょっと意地悪な問題もあったかな?なんて....自分の勉強不足が身にしみます。


明日から、また気分一転がんばって行きましょう。

2 件のコメント:

  1. お疲れさまでした!
    マンモグラフィのFilm readingや超音波のImage Interpretationは難しい症例ばかり集めているので仕方ないですよ。私はあれは少しやりすぎだと前から思っています。でも特に超音波検査の場合はいろいろな疾患を知ることは大切ですよね。どれだけ多くの鑑別診断を挙げれるかということが誤診を防ぐことにつながりますから。

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  2. hidechin先生

    そうですね。かなりマニアックな症例だったことは確かです。
    ただ、良性の鑑別疾患を多く知っておくことの重要さを感じました。
    以前講習会で、九州のW先生に『良性疾患の引き出しがすくなすぎるぞ!』と一喝されたのを思い出します。

    日々精進です。

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