2010年6月16日水曜日

フォーカス

超音波の検査をする時にとても大事なのが『フォーカス』です。

検査を始める時、患者様の乳腺の下部あたりにフォーカスを合わせて検査を始めます。

...でも、フォーカスはそこで固定して検査するわけではありません。
関心領域に合わせるため、常に動かします。


例えば、腫瘤の前方境界線が見たければそこにフォーカスを合わせます。
もちろん確認したあとは、元に戻します。

フォーカスポイントよりも下は、とたんに画像が悪くなるので見逃しにつながります。

プローブを持っていない方の手は、常に動かして、良い画像を作って写真を残すようにしたいものです。
フォーカスが変わると、とたんに見え方が変わる患者様もいらっしゃいます。

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