以前参加した「乳腺フォーラム」で司会の先生が
『我が県は、乳癌発見率、的中率が全国で1位でした』と言われました。
全国水準がどのくらいなのか、良く知らないのですが...
とにかく優秀な乳腺外科、MMG読影医が揃っていることは間違いないようです。
もちろん、キレイな写真をとる放射線技師もです。
先日あった「症例検討会」で、私の働いている施設の要精査率、発見率などが出されていました。
私は被爆地に住んでいるので、被爆者健診と言うのも行なわれ、被爆者健診と一般の検診者と別れて発見率が出されます。
平成20年度は被爆者の要精検率は7.0% 発見率は0.5% 一般の要精検率は9.1% 発見率は0.59%となっていました。
全国平均がどれくらいなのか分からないのですが、良い成績だったようです。
改めて、自分の置かれている環境の良さに驚いています。
優秀な放射線技師さんや、優秀な先生方の指導を受けさせてもらっているのだなぁ...と感じています。
この数字に超音波検査が少しでも貢献できていると良いですね....。
2010年3月20日土曜日
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平成19年度の全国平均は厚生労働省のHPに出ています(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/c-hoken/07/r8.html)。
返信削除それにしても癌発見率が0.5%以上ですか?ずいぶん高いですね。
乳癌罹患率にそれほど大きな地域差がないのであれば、癌発見率はそれほど差が出ないはずなのですが…。被爆地という影響もあるかもしれませんが、被爆者と非被爆者で癌発見率に差がありませんのであまり関係ないと思います。
もしかしたら癌発見率が高いのは、
①初回検診受診者が多かった
②検診対象外の自覚症状のある患者さんが多く含まれていた
などの理由があるのかもしれませんね。
それにしても優秀な成績で素晴らしいと思いますよ。これからも頑張って早期癌を見つけて下さいね!
hidechin先生
返信削除ありがとうございます。全国平均が0.27%となっていましたから、かなり良い成績だったようですね。
(どうりで、所長が喜んでいたはずです)
初回受診者の発見は精密検査をしていて、フォローしている人より多いと感じます。
『初めてMMG検診を受けたら精密検査を受けるようにハガキが来たの』と言われる方が多いです。
今回は被爆者と非被爆者にほとんど差は見られませんでしたが、幼児期に被爆した女性が今から60代後半に差し掛かるのですが、乳癌のリスクが非被爆者に比べて高いと言うデータがあるそうで、これから被爆者のほうに乳癌が増えるかもしれない..と言っておられました。
とにかく、これからもよりいっそう頑張って行きたいと思います。