2011年1月5日水曜日

MMGのブラインドエリア?

「おや?」と思う症例を経験しました。

1次検診MMG - MLOのみで、L領域のかなり深い位置に半分かくれるくらいのFAD(として取ってありました)?mass? がうつって2次検査となったわけです。
で、追加撮影CCでは MLOでうつっていたFADっぽいもいものははきりせず、放射線技師さんもMLOの拡大追加撮影をして下さっていました。
拡大すると、ますますはっきりとしなくなりました。

検査の前にそのMMGを見て、腫瘤ではないのかな?という印象で検査を始めました。
すると、B領域、ほとんど乳腺の外より(体の中心に近い方です)に、はっきりとした低エコー腫瘤をみとめました。

ムムム....? 

場所的にMMGで挟みきれなかったことも考えられます。追加CC、拡大MLOで上手く挟めてなくて「伸びてきえた?」と思わせたのかな?とか...? 



AやB領域の内側って意外に超音波でも盲点になりやすいエリアだと思うのです。乳腺が終わっている..とおもい走査をやめてしまったり..。
MMGでもおそらく挟みにくいブラインドエリアに相当するのではないかな?と思います。

今回も、はっきりは分かりませんが、そうではないかな?と思います。


エコーもWhole Breast scanは大前提ですが、やはり気をつけないといけないと改めて感じました。

2 件のコメント:

  1. そうですね。B領域の端はマンモでもエコーでも盲点になりやすいと思います。ですから私は触診ではこういうところに気をつけて触っています。案外、ここは触診が一番気づきやすいんですよ!

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  2. hidechin先生

    色々な検査でそれぞれの苦手な場所を補い合って、100%に近い検査が出来ればいいですね。

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